女性特有なデリケートゾーンの悩みは、家族や友達にも相談しにくいこと、つい一人で悩みがちになってしまいますね。デリケートゾーンのにおいの原因や、効果的な対策についてご紹介していきます。適切なケアで悩みを解消させてしまいましょう。
もくじ
１．デリケートゾーンのにおいの元
まず、大前提としてデリケートゾーンに多少のにおいがあるのはむしろ当たり前です。あまり神経質になる必要はありませんが、おりものなど、においがいつもと違うと感じたときは要注意です。
デリケートゾーンのにおい、3大原因とそれぞれの対策についてご紹介します。
におい原因その①おりもの
正常なおりものには甘酸っぱいにおいがします。個人差はあるものの、多少のにおいがあるのが普通です。また、蒸し暑い夏などは、たえず布に隠れた場所なので、汗と下着で蒸れやすく、正常でも甘酸っぱいにおいが強めに発生しやすくなります。
また、デリケートゾーンは、おりものや汗、また尿カスなどが固まった垢などがたまりやすい場所でもあるので、たまった汚れが原因で雑菌が繁殖しやすくなります。
多少のにおいは気にすることはないと思いますが、いつもとは明らかに違う悪臭がするという時は病気の可能性もあります。正常なおりもの以外のにおいに気づいたら婦人科を受診することをおすすめします。
おりもの対策
おりものと蒸れやすい汗が原因で雑菌も繁殖しやすいことから、おりものシートを生理中でないときも使う習慣があると、気持ちよく過ごせますね。
におい原因その②月経
月経前や排卵時に卵胞ホルモンの分泌によりおりものが増えます。月経前になると神経も過敏化しやすく、そのせいでタンパク質が酸化しやすくなることでにおいも強くなりがちです。
月経の経血が下着についた場合は、時間とともに雑菌や細菌が繁殖してイヤなにおいを発生しやすくなります。生理中はいつもより蒸れやすく、夏場は汗もかいたりすることで、ひどい蒸れが原因で雑菌が繁殖しやすい環境になりがちです。
生理中対策
生理中はいつもより蒸れとにおいが気になる条件がそろいがちですが、こまめにナプキンを変えて蒸れやかぶれを防ぎましょう。
布ナプキンは通気性がよく、そして身体にも良いので健康志向の方向けに昨今ブームになっていますね。経血で布ナプキンがすぐに汚れてしまうのを意識的に防ぎたいという思いが身体に伝わり、布ナプキンを使い続けることで、経血じだいが少なくなってくるという、お話を実際お使い中の方に聞きました。においが気になる方は試してみるのも良いかもしれませんね。
におい原因その③すそわきが
すそわきがとは、デリケートゾーンのアンダーヘア部分にある「アポクリン腺」という汗腺から発生する汗のにおいのことです。ワキの特異なにおいを発する「ワキガ」と原理は同じで、原因はにおいの汗を発汗するアポクリン汗腺のしわざです。
この汗腺からの汗はタンパク質が多く含まれており、雑菌や皮脂とつながりやすく、独特のにおいになってしまいます。
「アポクリン汗腺」は陰部やワキの他に、外耳、おへそや乳首の周りという、身体のある一部分にしかない汗腺になります。
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すそわきが対策
アポクリン腺からの汗をかくことがにおいの原因になるので、汗をかきにくくするため、通気性のよい素材、シルク製の下着を身に付ける。
ガードルやストッキングなど、締めつけがキツイものも蒸れて、雑菌が繁殖しやすくなりますので、デリケートゾーンを締めつけすぎないショーツ選びも重要です。
ワキガの原因と同じになりますが、脂っこい食事や、ニンニクなどのにおいの強い食材、刺激のあるものは、大量に食べることでにおいが強くなる傾向があります。出来るだけ減らしましょう。
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さらにデリケートゾーンだけでなく、足の裏やワキ、耳の裏など全身使用可能なのもうれしいですね。
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２．におい対策：デリケートゾーンの洗い方
お風呂に入ったときに、いちばんにかけ湯をする場所がデリケートゾーンではないでしょうか。
文字通りデリケートな部分なので、洗い方もごく優しくが基本です。外陰部はぬるま湯でサッと流すくらいで十分です、また膣には自浄作用があるので、洗浄すると返って㏗バランスが崩れて細菌が入りやすくなります。つまり膣に洗浄は必要ありません。
デリケートゾーンの洗い方は、洗顔の正しい洗い方とほぼ同じです。こすりすぎず、たくさんの泡で包み込むようにそっと洗いましょう。そして爪を立てないよう指の腹をつかって、しっかり泡を洗い流しましょう。
これはNG！
- 洗浄力の強い洗剤で洗ってはダメ
- ゴシゴシこすってはダメ
- 膣内は洗わない
３．におい対策：アンダーヘアの処理
アンダーヘアは、皮膚を摩擦から守ってくれる大切な役割をしています。しかし、アンダーヘアの毛量が多いと蒸れを誘発する大きな原因ともなります。
汗をかいて蒸れたり、またおりものや経血がアンダーヘアに絡まることが原因で雑菌が繁殖しやすく、またそれがにおいの要因にもなりうります。
そういった理由から、ある程度の長さに整えるなどのケアをしても良いかもしれません。
アンダーヘア自己処理方法
剃ると下着の中でチクチクしてしまいますから、剃ったり抜いたりすることは控えましょう。
顔剃りようの安全カミソリで長い部分だけを削ぐようにして長さを整える程度にしましょう。
毛量が減ることにより、下着の中で通気性が良くなり蒸れがましになります。
アンダーヘアの処理をプロに任せる
脱毛サロンや医療クリニックで、VIO脱毛をするという選択も。アポクリン腺からの発汗が活発でどうしてもにおいが気になってしまうという方はプロに任せるという案もあります。
４．におい対策：生活習慣の見直し
食生活の改善
デリケートゾーンのにおい対策として食生活を見直す。ワキガと同じメカニズムのすそわきがは食生活の乱れも大いに関係しています。
肉類類中心の食事や高カロリー、高脂肪の食材は皮脂腺やアポクリン汗腺を活発にする要因となります。お肉の時は野菜をお肉の倍以上摂れるよう、バランスの取れた良い食生活を心がけましょう。
ポイント
- 意識的に緑黄色野菜を摂る
- 海藻やきのこ類、大豆製品を摂る
- 良質な植物由来の油を使う（オリーブ油、アマニオイル、えごま油など）
ストレスをため込まない
ストレスを感じていると、よい睡眠ができていなかったり、過食や偏食、また喫煙や飲酒の過多に傾く可能性もあり、マイナス要因となりやすいですよね。
これらは、やはりにおいに関係するアポクリン汗腺を活発にしてしまう原因になりますので、ストレス自体をためこまないように、気をつけましょう。
ポイント
- 適度な運動を日頃から心がける
- リラックスを兼ねたバスタイムを楽しむ
- 好きな場所へ好きな人と出かける
- 美味しいもの美しいものを堪能する
など、ご自身でのストレス解消方法を見つけてみましょう。
５．デリケートゾーンのにおいが急激に変わったと感じたら
女性のサイクル平均して28日ほど、においの変化は生理前と生理後で違ってきます。あまり神経質にはならないで、
よく観察してみていつもよりも
- 急激にデリケートゾーンのにおいがきつくなった
- おりものの量が異常に多い
- おりものの色や質が明らかに違う
と感じたら、病気の可能性もあります。
不安に感じるかもしれませんが、女性の体では誰しもよく起こりうることです。不安を解消するためにも女医さんのいる婦人科で受診をしてみましょう。
６．まとめ：デリケートゾーンのにおいケア！３大原因と効果的な対策法
女性が気にする気になるにおいデリケートゾーン。多くの女性が人には相談しづらく悩みはネットで調べたりなど、自分なりに解決していることが多いまさにデリケートな箇所ですよね。
彼氏やパートナーに、においの指摘をされる前に、においの原因や対策を知り、正しいケアと日常のちょっとした生活習慣の気配りをすることで変われるものです。女性のエチケット習慣と改め、きちんとケアすることで堂々と振る舞えます。そしてそれは自信につながり、付随するあらゆる面においても好循環になっていきます。気になる悩みを改善して気分よくハッピーにいきましょう！