“息リフレッシュ!“というキャッチコピーがありますが、そういう言葉を見たり聞いたりして、思わずハッと!私の息は大丈夫!?という気づきがあります。
しかし、なかなかどうして口の中のニオイというものは自分では慣れてしまっているがゆえ、気づきにくいものですよね。一度、簡単にできる口臭チェックをしてみましょう。
もくじ
1.ティッシュを一枚用意して、いざ口臭チェック!
脇をクンクンかぐことは容易にできることですが、口臭をかぐということは、難しいですよね。以前テレビで紹介されているのを見たことがあるのですが、ティッシュ一枚でできる口臭チェック方法です。
ティッシュを4回小さく折りたたんで、そのティッシュを舌の上から下に数回なぞってみてください。そしてしばらくおいて、深呼吸したのち、そのティッシュをかいでみましょう。すると自分の口臭がどんなニオイなのか分かるというものです。
口臭の種類
- 生理的口臭
- 病的口臭
- 虫歯の口臭
上記の一見こわいと思ってしまうニオイの種類は、全身疾患の兆候として現れる口臭がありますが、実は約9割が口の中の問題であることが明らかになっているそうです。
口腔内の環境を整えることが大事といえます。つまり、日々の歯磨きや適切な歯垢や歯石の除去が特に効果的で、歯や歯茎を健康に保つことで、ほとんどの口臭が改善されるのです。
ニオイの元
- 歯垢(しこう)=プラーク
- 歯石
歯の表面に付着する白くて柔らかい沈着物が歯垢(しこう)いわゆるプラークです。
歯磨きもせず、歯垢を放置していると、唾液に含まれるカルシウムを吸収して石灰化してしまいます。これが歯石で、約二日間で歯垢は歯石に変わってしまうのです。
歯石に変わってしまうと、歯磨きのブラッシングだけでは、なかなか落ちません。
また、どんなに注意深くブラッシングをしていても、年齢とともに歯垢や歯石は付きやすくなってしまいます。
2.口臭には種類があります
生理的口臭
生理的口臭とは、寝起きや空腹時に生じる呼気。または、過度に緊張した状態や、ホルモンバランスを崩したときなどに出て、すぐ消える口臭のことを指します。
どなたにでも経験があるのではないでしょうか。寝起きの時の口の中って、すぐうがいをしたくなるような、そんな軽い粘着きや心地悪さを感じるのは、睡眠時の唾液分泌量の低下により細菌の増加が要因となり起こる自然現象です。
緊張時に感じる口臭も同じ要因によるもの。特に緊張をしている時やストレスがかかっている時って、気づかずうちに口呼吸になりがちで口の中が渇きやすくなります。したがって、起床時と同じような状態に陥りやすいと言えます。
もちろん、これは病気ではありませんので、起床時と違ってすぐにうがいできる環境でない、緊張しているときは、鼻から息を吸って鼻から吐くという複式呼吸に意識を向けてみてください。
ポイントはゆっくり8カウント数えながらお腹が息で膨らむのを感じながら息を吸い、ゆっくり鼻から吐きましょう。
複式呼吸とゆっくり行う鼻呼吸で、副交感神経が優位に働きリラックスできますよ。
病的口臭
胃腸や口内の病気が原因で起こるニオイのある口臭。胃腸内で異常酵素を起こすと、ニオイの元となる物質が大量に発生して、肝臓や腎臓がそれらを除去しきれずに、口臭や体臭となってあらわれる可能性があります。
また口臭は身体からのサインと読み取れることもあります。肝臓や胃腸の働きが正常でないと、分解しきれないニオイ物質が独特のニオイとともに口臭としてあらわれるようになったら、専門医で診てもらう判断が重要かと思います。
また甘酸っぱい口臭がする場合は、糖尿病の疑いが見受けられます。そして間違ったダイエット方法で過度な食事制限を行っている時も同様のニオイがするケースもあります。
こういうときの口臭は身体からのSOSである場合もあるので、ぜひ気を付けて自分の口臭に注意を払ってみてください。
虫歯などの口臭
進行した虫歯や歯肉炎が原因で発してしまう口臭は、生臭いような、イオウのようなニオイがするケースがあります。
歯槽膿漏などは口の中の病気にになりますから、専門医の治療を受ける。そして日頃から口臭予防に努めるよう、歯磨きなども手を抜かず、歯科医師の定期的な検診を受けていれば、しっかり予防ができるかと思います。
3.チェックポイントは唾液
口臭の起こるメカニズムに唾液が大いに関係があります。
生理的口臭の説明でも述べましたが、唾液の分泌が少ないと口内に雑菌が繁殖し、口臭が強くなる要因になります。
これは睡眠時だけではなく、起きていてもずっと黙って口を閉じている状態ですと、就寝時と同じように唾液の分泌低下によって起こりうることです。口や舌をしっかり動かすことで唾液の分泌を促します。
これを改善するために、お口体操をたまにしてみてください。舌を前歯の上、外側にあてたまま、ゆっくり口の中で舌を一周させ、また反対周りに、数回繰り返してお口体操で唾液分泌を促しましょう。
摂取して口の中を潤すことも口臭予防につながるよ!
一人でいるときも、たまには独り言や歌でも歌った方がいいみたいね
4.まとめ:あなたの口臭は本当にひどいのか?
気になる口臭、ティッシュペーパー1枚で出来る口臭チェック方法はいかがでしたでしょうか。なかなか自分の唾液のニオイとはいえ、ティッシュを嗅ぐのに抵抗はなかったでしょうか!?私は自分のなのに抵抗がありました・笑 でも、実際チェックしてみると、気にしすぎていたことに気づき、少しホッとしたり、またはその反対にニオイに気づけて良かった、という場合もあるでしょう。
口臭を改善していくためには、体からのサインに気づくことや、予防の大前提として、規則正しい食生活や口腔内を清潔にケアしていくことの心がけで予防できるものですよね。それに加えて、ガムやサプリメント、口臭ケアグッズの力も借りてエチケット習慣を行いましょう。